祭典・神事
熱田神宮の主な祭典・神事について
古くより伝わる年間約六十もの祭典と、約十におよぶ特殊神事が昔ながらの尊い手ぶりのまま今に伝えられております。数多い祭典の大半が産業や日々の暮らしと深い関係にあることは、熱田神宮の成り立ちと信仰の意義をよく表わしております。
中でも一番大きなお祭りは、「熱田まつり」の名で呼ばれる六月五日の例祭です。この祭りには天皇陛下のお使いとして勅使が御参向になります。又、初詣、一月五日の初えびす、五月八日からの花の撓(とう)、七五三まいりなどは、ことに参拝者の多いお祭りです。
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八月 葉月(はづき)
神輿渡御神事
(しんよとぎょしんじ)天慶二年、平将門が下総に謀反を起こした際に藤原忠文、源経基らは天皇の勅(天皇のお言葉)を奉じ、熱田神宮に逆賊誅伐祈願を行いました。そのため神輿は愛知郡星崎の邑に渡御され、霊験あって祈願成就致しました。この故事にならい毎年八月八日に神輿は摂社「孫若御子神社」に渡御されましたが、戦後は、事情により、本宮において祭典を行うのみとなっております。
日時 八月八日 午前十時 場所 本宮