縦31.6センチメートル 南北朝時代
『熱田本日本書紀』として著名な、卜部家本系写本である。誤りや脱字も少なく、傍訓も古体を残すなど、極めて貴重なものである。15巻中、10巻の紙背には、計483首の和歌が詠まれており、中には、『新千載集』・『新後拾遺集』に載る歌人も散見できる。