総髙87.5センチメートル 現代
目をしっかりと見据え、遠くを見つめる様をあらわした彫像である。作者自身が命名した「西山逍遥」の名称より、この老人は徳川光圀と想像できる。平櫛田中は、中谷省古や高村光雲に師事し、日本彫刻会の主導者岡倉天心には終生尊敬の意を示している。