縦25.4センチメートル 横32.2センチメートル 高19.1センチメートル 室町時代
表面は総体金梨子地に、研出し蒔絵の技法を用いて格子文様を描き、枝菊の文様を散らす。身には菊の透彫りの紐金物を打ち、蓋裏・懸子には枝菊の文様のみを描く。幾何学文と具象文との組合わせは籬菊文様が変化したもので、足利義政寄進の社伝と共に、制作年代を推定できる作風である。